ブログを移動しました

協力隊としての任務を終えて、日本に帰ってきました。
エルサルでは、はっきり言って、自分はなんの役にも立てなかった。
専門性がなく、現地の方の協力を得られる環境ではなく、
私自身も参加当初のモチベーションを保つ強さがなかった。

エルサルに行って、気付いたこともある。
異文化の中で、人の考え方は自由で、ある地域では常識なことが、
他の地域だとそれが非常識だったりする。

家や服がぼろぼろでも、仕事がなくて昼間から暇を持て余してても、
楽しそうに笑って日々を過ごすエルサルバドル人は、強い。
日本だったら、常識や誰かと比較したりで、ないものねだりばかりなのに。

「私たちに命があるのは、人生を楽しむ権利があるからだ」
彼らに教えてもらったことを、今後の生き方に活かそう。
エルサルバドルの2年間では大して役に立てなかったけど、
これから長い時間をかけて、彼らの生活が少しでも改善されるように活動したい。

また、エルサルで何も出来なくて、目標も自信も失ったときでも、写真だけは撮り続けた。
エルサルバドル人が被写体になってくれたし、撮りたいと思う人や風景に恵まれた。
どん底にいたときに自分を救ってくれたものだから、これからも続けたい。
写真を撮ることに救われたし、いつか私の写真が誰かの役に立ったら嬉しい。

新しいブログでは、帰国後の日々の風景を載せています。
http://www.yukishigeno.com/