技術補完研修終了

クリスマスイブの前日、環境教育隊員の技術補完研修が終わった。

最終日の前半は、開発の現場のプロ、平山恵先生の講義を受けた。
開発の現場における優先課題の判断方法や調査の仕方について学んだ。

そして、後半の「ふりかえり」。
北九州から東京における約2週間の研修を通して、
「今感じること」を折り紙で表現してみた。
20121223-_DSC0046
一人ひとりの希望と互いの健闘を祈って、今日習ったばかりの開発現場での手法、ビジュアライゼーションを実践。
上の写真は、それぞれが描いたときのもの。

個人的には、この12月10日から今日までの研修を通して思うことは、
「スタート地点に立った」だ。

研修が始まる前はもちろん、研修が始まってからも、毎日悶々としていた。
学生時代から夢見て、会社を辞めてまで参加したかった協力隊。
でも、今の生活を続けたいという想い、愛する人のそばにいたいという想いを捨てられなかった。

研修の仲間たちは、すごく明るくて、笑いが絶えない。
一緒にいると、生命力が刺激されるのだ。

研修の途中から、「いかんいかん、ポジティブに考えよう」って思うようになった。
そしたら、大変だろうけど夢も愛も同時進行するしかないってところに落ち着いた。
欲張りですみません。

みんなから教えてもらったことを一つ挙げるとすれば、
「低いところに流れていかずに、高みを目指していこう」ということ。

同じタイミングで冒険をする仲間たち、本当に出会えて良かった!
どんな壁も超えていける気がする!

スーツ

スーツ

東京での研修7日目は、『開発フィールドワーカー』の作者である野田直人先生による講義に参加した。

開発計画の立て方、開発の現場で実際に起こりうることとその対処法、
持続可能な活動のポイントなど、実際に起こった事例を交えながら教えていただいた。

久しぶりにスーツをきて、パンプスを履いた。
気持ちがシャキっとした。

明日は、研修最終日。
気を引き締めていこう。

ほどほどに

ほどほどに。
頑張りすぎず、力を抜きすぎない。

特に、新しいことを始めるとき、がんばりすぎてしまうことがある。
肩にちからが入り、本来の自分を見失ってしまう。
そうすると、ことごとく空回りしてしまうのだ。

そんなとき、ニジェールに協力隊として行かれてた女性の先輩隊員におしえてもらった。
「ほどほどに力を抜いて、物事に臨めばだいじょうだよ」

そうだ、ほどほどにしてみよう。
ほどほどに力を抜いて、ポジティブに、軽やかに進んでいこう。

夜、お風呂の鏡に笑ってみた。
そしたら、楽しいことばっかり思い浮かんだ。
なんだ、すっごく楽しいんじゃん!って、客観的にクスッと笑ってしまった。

ほどほどに力を抜こう。
こころを開いて、新しい風を吹かせよう。

上の写真は、研修生による、公園のなかにある自然を使ってのアート作品集。
わたしのはどれでしょう〜?

(正解は、上の段の右から2番目♬)

ナマケモノ

自分がもってる価値観がある。
その価値観は、自分が作り上げた無限の感覚だ。
変幻自在に変化する。

その価値観とタイミングが合うと、人は人と出会うのでしょう。
そして、心地の良い感覚が刺激されると、もっとその人と価値観を共有したくなる。
いつのまにか、その人と知り合う前の「価値観」は、微妙に変化してくる。

前の自分が持ってた「価値観」で、今は「そうなれないなぁ」と感じてしまうことがある。
例えば、「がむしゃらに頑張ること」。
一つの目標に、ひたむきに努力して、自分のものにしようとするとき。
がむしゃらに頑張るのは、すごく楽しい。疲れても疲れても、がんばれる。
必死にもがくのだ。

いま、そんなに頑張らなくても生きていける、のかも…なんて思っている。

それは、私を支えてくれる周りの人のおかけだ。
甘えてはいけない。
もう一度、もがこう。

20121220-_DSC0518今日の実習の様子。内容は「自然」を伝えること。

地に足をつける

先月までのわたしといまのわたし。
仕事が変わったということ以外は、なにも変わってないのに、全然違う感覚で日々を過ごしている。
地に足がついてない感覚って、前にも感じてた時期があった。
大学時代に、協力隊を志したときの感覚と似てる。
この頃は、自分はどうやって行きていこうとか、自分の得意不得意分野などと向き合った時期でもあった。
自分に自信が持てず、将来への希望も持てず、なんか毎日悶々としてたな。

いまの日本は、いろいろと問題はあるが、とても豊かで安全な国だとおもう。
前までは、豊かな日本だから、これ以上日本が豊かになることに貢献するよりも、
途上国への協力をしたいと考えていた。
しかし、環境教育の研修がはじまって、考えを改めた。

今の日本の豊かさは、私たちよりも前の世代の方々が、必死に築いてきた結果だ。
多くの方の犠牲の上に成り立つ。
今の日本だって、多くの問題を抱える。日本をより良くしていこうという考えも「あり」だ。

日本を変える、世界を変えるだなんて、大層なことはできないということは分かった(あたりまえだけど)。
考え方次第で、どうにでも変わることはできるのだろう。
でも、今は、「途上国の未来を変える!」仕事の道よりも、
愛する人と一緒に生きていきたいという気持ちの方が強い。

人間、働かなければ生きていけない。
そのために仕事をする。
その仕事が好きな仕事であれば、幸せだろう。
好きな仕事でも、嫌なことはたくさんある。
嫌な仕事でも、嬉しいハプニングみたいなことはある。
結局、仕事なんてどれも一緒じゃないか。
仕事での自己実現って、険しい道だ。

私はそんなに強くない。
辛いことのほうが多い仕事の後は、愛する人と安らぎたい。
メリハリが大切。
そうやって、少しずつ成長していくのも、いいのかもな。

研修4日目

研修4日目の今日は、コンポスト実習の続きと工作作り、NGO専門家のお話、環境教育とは?について考える日だった。

研修2日目にコンポストに投入した生ごみの分解状況の確認や活用方法、なぜコンポストによる堆肥が自然に良いのかなどを実習を取り入れながら学んだ。
その後、北九州にある「環境ミュージアム」に移動し、チラシやプラスチックごみを有効活用した工作作り。
通常は、そのミュージアムに社会科見学に来た小学生などが参加するものらしいが、
環境教育に役立つだろうとのことで、私たちも参加したのだ。
NGO専門家の織田先生のお話の後は、環境教育の定義や環境教育を享受する「顧客の位置づけ」、それら「顧客」に共通するものはなにかについて、ディスカッションを行った。

確かに、協力隊に参加すると決まってから、多くの人に
「環境教育って何するの?」と聞かれた。
私は単に要請内容を答えてたが、もっと大きなくくりで「環境教育」というものを考えたことはなかった。

考えてみると、環境教育とは「美しい自然環境を未来に残す人材を育てること」で、
環境教育の顧客は、「自然環境に関わるすべての動植物」じゃないか・・・・と、個人的に考えている。

そりゃ美しい環境のほうが誰だっていい。
そのために「がむしゃら」に活動するのが、今後2年間の任務である。
「落ち着いてる」なんて良く言われるけど、裏を返せば「冷めてる」とも言える。
がむしゃらになれるんだろうか。
というか、がむしゃらにならないと、なにも始まらないんだろうな。人に想いが伝わらないんだろうな。

話は変わるが、昨日は研修生11人と研修担当の向井さん、昨日の最後の講義を担当していただいた北九州市立大学大学院の城戸教授を招いて、近くの居酒屋で懇親会をした。
出会って4日だから何かと感覚がつかめないこともあるけど、
お酒が入るとぐっと心の距離が近くなるものだなぁと実感。
人見知りの私は、以前まで人見知りの私に自信が持てずにいたけど、
今はそんな自分も自分なんだって受け入れるように徐々になってきた。
少し時間がかかるだけで、感覚が合う人は合うし、合わない人は合わないよね、と思える。
世界中のみんなが、自分以外のみんなと仲良くなれたら世界は平和になるんでしょうね。

要は、環境教育、JICAなど仕事の内容はどうであれ、仕事や人間関係を通じて、
自分が成長し、誰かのために役に立つ人間になれたらいいなーということ。
自分の良いところを発揮できるコンディションを整えよう。

前の仕事はやめ、恋人とは遠距離恋愛になり、家族や友達とはしばらく会えなくなる。
その辛さよりも、協力隊への参加を選んだ。
大事なのは、なぜこの道を選んだのかということ。
後悔はしてないが、そこまでしてなりたかった自分ってどんなものだったんだろう。
研修が始まる前は、まだ一人の世界で考え込むだけだったけど、
研修が始まって本格的に生活のスタイルが変わってきた。
そしたら、協力隊に対する考え方も変わってきた。
きっと1月からの研修、派遣、帰国後もずっと考えるんだろうな。
幼稚園から前職まで、多くの人がその道を辿るように、私もそうしてきた。
JICAへの参加が、レールから脱線した最初の道だ。

この道を選んだ以上、なぜこの道を選んだのか、協力隊を通して何を得たかったのかに向き合おう。

20121213-_DSC03972日前に作ったコンポストの分解状況を確認。

技術研修2日目-コンポストの作成

技術研修2日目は、コンポストについてです。
コンポストとは何ぞや?から、作り方、普及の仕方など、概念的なことから専門的なことまで幅広く学びました。

講師の方は、タカクラ式コンポストの開発者であるJpowerの高倉先生と、
以前、青年海外協力隊としてネパールでコンポストの普及に努めていた八百屋さんです。

講義式の授業で、
「コンポストとは何でしょう?」から「C/N比」という炭素と窒素の比率がコンポストの成功には大切なんだよーということなど、コンポストを作って、誰かに伝えるためのノウハウを伝授してもらいました。

研修の内容は、ノートに取ったり、写真に撮ったりと記録しましたが、
とても一度みただけでは覚えられないものです。
環境教育など、これまで現場で行ったことのない私には、なんだか遠い世界に思えたのでした。

実際の派遣までにすることは、今日の記録を復習すること。
実際に派遣されたら、エルサルバドルでのコンポスト作成に適した微生物(虫など)を探すこと。
日本の虫でさえ触りたくないのに、異国の虫なんて怖くて触れまへんよ・・・。
こういう意味でも強くならなきゃいけないのですな。

コンポスト実習の後は、「楽しい株式会社」という、
リサイクル事業を企業に提案し、リサイクルを仲介する企業の見学に行ってまいりました。
松尾専務自ら、事業内容を説明してくださり、事業所向けのコンポスト作成マシーンや、廃プラスチックのリサイクル施設を案内してくれました。

生ごみはコンポストに、プラスチック類はリサイクルに。
これをエルサルバドルで実践できたら、多くのごみが減るんだろうな。

豊かな日本で、より豊かになるようにものを売るのではなく、
インフラが整ってなく、病気になりがちな国が少しでも住みやすい国になるように貢献したいと思った。
そのためのアプローチは、道路や通信などのインフラ、医療や教育などさまざまな分野があるが、私が行き着いたのは、ごみ問題の解決だった。
今、私にできるのは、ごみ問題解決からのアプローチなのだ。
他にできる専門知識も技術もない。
ごみ問題解決のプロになって、少しでも役に立てるように学んで、実践しよう。
エルサルバドルに行ったことはないが、きっと必要なはずだ。

眠いだの、寒いだの、自分のことばっかり考えて嘆くのはやめよう(北九州は思ったより寒かった・・・)。
新しくできた仲間との会話も、少しでもポジティブな方向に行くようにしよう。
コンポストやごみ問題解決の先にある、途上国の人たちの笑顔を常に想像して、目の前の課題に取り組もう。

よーし、明日は気合を入れて、ネガティブワード(寒いなど)は口にしない。
なるべく人の話をよ~く聞いて、その人の会話がポジティブな方向に行くようにしよう。
そして、なによりも、貴重な研修の内容を100%吸収して、アウトプットできるように全力を尽くそう。

20121211-_DSC0254コンポストに入れる培養液を作る。

技術研修1日目

勤めてた会社の退職日である今日は、JOCVの研修第一日目でもある。
今日から、JICA北九州で環境教育隊員のための研修が始まった。
期間は、間に1日だけ休日があるが、12月10日~12月23日の間に、朝9時から夜19時くらいまで環境教育のノウハウを学ぶというものである。

参加者は全員で11人で、8人が女性、3人が男性である。
年齢層は24歳から36歳まで、さまざまなキャリアを持つ大人たちが集まった。

今日は16:30にJICA九州に集合し、その後参加者の自己紹介を兼ねたオリエンテーションが行われた。
通常の自己紹介と異なり、20枚の写真を20秒ずつ語るというものだ。
仕事での関係となると、仕事に関係のある話でしかコミュニケーションを取らないことが多いが、
JICAでは、社会性以外での接点を持つことで仕事を円滑に進めることが多いにあるという。

エルサルバドルに行ったら、積極的にアプローチをしないとあかんですな。
研修といえども、仕事の一環。
学校のような雰囲気があるけど、自分から進んで仕事に関わっていかないと。
参加者同士のコミュニケーションだって、進んでやろう。
こういうときは、なるようになるさーと構えて、無理に会話の機会を作らないことが多いが、
今回はその姿勢を変えてみようとおもう。
待ってるだけじゃ何も変わらないものね。
それに、2年後に帰国した際の仕事のことを考えると、受動的にやってたら就職もなにもありゃしない。
自分から進んで取りにいかなきゃ。
応援してくれた家族や大切な人たちに、心配をかけてまでやってるのに、ふぬけたことはやってられない。
必ず、形にして恩返しをしよう。
2年後に帰国するときには、今よりずっと頼もしい女性になって、応援してくれた人たちに安心してもらおう。